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EXTREME GUITAR FORCE
「MK-OD」
チューンナップ版

「田村さんってどんな人?」
田村進「プロフィール」
株式会社日伸音波製作所にて、1970年代よりMaxonブランドのエフェクター、音響機器、ワイヤレス機器のデザイン(設計),開発,プログラミングを行う。その中でもギターペダルのオーバードライブでその性質を語る上で使われるキーワード「TS系」。そのTS系を作ったのが田村氏である。Maxonの代表作TS808,OD808を作り、現在発売中のSD-9,CP101と言った名品の数々も開発設計に携わった。
その功績は世界中のギターファン達に愛読される楽器誌「Vintage Guitar Magazine」にて「革新者部門」に自身がノミネートされたほどである。この他に海外メディアでは「premiere guitar」など数々の楽器誌、楽器WEBにて、TS系オーバードライブの記事には大抵「S.Tamura」の文字を目にする。
現在はフリーの音響コンサルタントとして、音響機器メーカーのアドバイザーや、新聞、ラジオなどへのメディア出演のほか、弊社の「EXTREME GUITAR FORCEのチューンナップエフェクター・プロジェクト」の技術、製品製作を一手に担う。2017年末より最初の製品「SD-9 SUPER by EXG」が発売された。

チューンナップの素体「Maxon ST9Pro+」とは..

「MK-ODモード」
田村進氏のチューンナップによってクリアーなトーンを基調にする音へ「根本的な部分を改良」と「向上!」(「MK-ODモード」は、素体のST9Pro+とは別物の音、機能を果たします。)
「田村進」氏自らが選んだ「高品位パーツ」への交換、内部回路の見直しも行い、改良、ファインチューン。後述する「MK-ODのトーンコンセプト」へよい物が完成しました!
「ハードウッド・キャビ」を彷彿する音をイメージして作りました。
MK-ODモードは、アンプのクリーンINPUTに接続し「本体単体だけでクリアーなオーバードライブが出る」アンプライクなオーバードライブモード。
オリジナルマークIや、J.Kelleyと言ったアンプのオーバードライブに代表される様な「ミドルから力強く押し出すように歪み、そこから高い方の音域も明瞭なトーン」をイメージしながら、トーンコンセプトにしました。

2つのトーンコントロールがポイント。
MID Enhanceミドルレンジの周波数特性を(180Hz〜1.2kHzの範囲で)変更します。ギタリストが欲しい「実際に使うポイント」に絞りました。ツマミを回す調節範囲は広めに(ダルいカーブ)で変わるため、ちょっと回すと一気に変わるってことはなく、「グーンと変化」するため、プレーヤーが「今出したいミドル」をツマミを回しながら設定しやすいように改良、チューンナップしました。
TONEこのツマミは、上記MID Enhanceと併用して使います。MIDの周波数を合わせながら、TONEを絞る(または開く)ことで、音域全体のトーンシェープをパッとセッティングできます。
この2つのツマミは「両方共にゼロ(ミニマム)」で始めるのがポイント。12時ではなくゼロから始め、ちょっとずつ開いてセッティングをしてみてください。
何がやりかったかと言うと、
前々からのEXGチューンナップ版Maxonの「スローガン」である「フュージョン、AOR、スムースジャズファン」に喜んでいただける音。を「MK-OD」でも実現するために、
・ちょっとコモったオーバードライブ(でもヌケはよい)だけど、高い方は明瞭に。
・バッキング〜リードトーンまで、十分なGAIN量で。
・更には、内部昇圧回路による「18Vモード(パワーサプライは9VでOK!)」によるとても広いダイナミックレンジは、6弦から1弦までしっかり入り、コンプレッション感がほとんどない「クリアーでワイドなトーンで音作り」ができます。この18Vモードは推奨で(9Vにも切り替えできますが、しないと思います..)、パッシブはもちろん、EMGのワイドレンジな入力情報にも対応します。
上手い人向け?..
アンプライクペダルと言う目的もありましたが、プロ、エキスパートプレーヤーにもお薦めできる物を作りたかったと言う理由もあります。手元のボリューム量の増減もそうですが、「MK-OD」はちゃんと強弱のピッキングすることで、その分、ちゃんと歪みますし、左手のフレーズの抑揚にもちゃんと応えます。
..では、ここからそれを、
「動画で」解説します。
動画はトータル「2:53」のサンプル・ムービーです。
【最初にお願い】
できれば、途中で早送りしたり、止めちゃったりしないでください(笑)。
..と言うのも、
上で書いた「2つのツマミ(MID Enhance,TONE)を絞ったところからスタートし、セッティングをして行くこの流れを、
「MK-OD」のトーンコンセプトにピッタリな名曲、
Robben Ford&The Blue Line「The Brother(for Jimmie and Steve)」のフレーズを基に「動画」で解説しています。
冒頭の「ベーシックサウンド」からスタートし、0:50あたりから「2つのツマミを回す」「トーン・セッティング」を解説しています。
途中、シングルコイルからハムバッカーへ切り替えております(字幕表記つき)。
・3シングルも、・SSHも、・2Hも..あらゆるP.Uレイアウトのギターユーザーの方へお薦めします。
それと、「もう一つ」したかったこと。

MK-ODでやりたかったことの「もう一つ」は、「SD-9 SUPERユーザーさんに喜んでもらうために」です。
SD-9 SUPERは、GAINレベルゼロ(ミニマム)でTONEセッティングを工夫することで、オーバードライブっぽいサウンドも作れますが、本格的なクランチ〜ドライブと言う音にはちょっと歪みは多めに感じると思います..
実際、その要望も結構あって、「(SD-9SUPER)まで歪まない程度のクランチ、オーバードライブが欲しい」に応えるためにも「MK-OD」を作りました。
SD-9 SUPERと並べると、アンプクリーンを含めて、ちょうど、2CH、3CHと言った具合に、段階的に変化、バリエーションが増えます。
チューンナップ版Maxonであることから、サウンドの「基調が揃う」のがポイント。例えが難しいですが、3CHプリアンプの様に、1つのメーカーの1台のプリアンプから「Over Drive CH→Hi Gain CH」に切り替わるみたいな感触です。
SD-9 SUPERユーザーのお客様には是非「MK-OD」を隣に並べて欲しいと思います。
このコンビネーションは本当によい!です。
注目の動画!

ユーザー様より送ってくださった動画内では、
「CP101SUPERを常時ON」
「映像全編でMK-ODは【ON】のまま。」
ソロの演奏時に途中でリードトーンを力強くするために「ソロの途中でSD-9SUPERをプラスON」しています。

「EXGエフェクターのコンビネーション」がとても分かりやすい映像です。
この様に、同じ「EXG」のエフェクターを組み合わせる、切り替えて使っていただくことは、弊社の考えるコンセプト「EXGエフェクターを組み合わせることで1つのシステムが構築できる」ことを実証してくださっています。ありがとうございます!

Audio Precision

Audio Precision
「真面目に作っています。」
チューンナップは「田村さん自らが、手作業」で行っています。
「MK-OD」を製作(チューンナップ)するために、田村さん自らが選定した約数点の高品位パーツへの交換の他に、内部の改良など、一般的に存在するモディファイ品とはやっていること、「ゴール」が違います。
「耳とAP」のダブルチェック。
弊社の「Maxonチューンナップ・プロジェクト」は、サウンドテストを耳での判断はもちろんのこと、写真の「AP(audio precision)」による測定検査も1台ずつ行っています。APによる測定により、レベルも周波数も、出力の仕方についても、全て我々の製品の意図する部分と合致した合格点に達した物を「販売品」として検品しています。(単に音出たからOKではないです。)
これらの企画、チューンナップ、測定を経て製品化する「MK-OD」は内容的にはアフォーダブルな価格でお買い求めいただけます。

・サイズ:74(W)x124(D)x54(H)mm,約610g
・消費電流12mA(18Vモード時は36mA)
・トゥルーバイパスSW
・説明書、1年間の製品保証書付属。
販売価格:29,500円(税別)
「EXCELネットショップ」にて発売中!!
楽器店様へ。
「弊社製品の販売をご希望の楽器店様」は、「お問い合わせください。」担当者よりご案内差し上げます。(実店舗のある楽器店様のみに限らせていただきます。)